現代では、健康にすごすために病気への対処は薬に頼ってしまっているところがあります。
薬とひと口にいっても、西洋薬と漢方薬に大別できます。
わかりやすくいえば、西洋薬は生薬の有効成分を抽出したものでできていて、漢方薬は生薬そのものがいろいろと組み合わさってできています。
一般に病院で処方されたり薬局で市販されたりする薬の大半は、西洋薬です。
だからといって、漢方薬があまり効かないというわけではありません。
漢方薬は、基本的に病気に対する抵抗力を強め、体全体を元気にさせることを目的にしています。
そのため、体のことを考えると極めていい薬で、実際に漢方薬を手放せないという人もおおぜいいます。
ですが、漢方薬だからといって考えなしに利用するのはやめたほうがいいでしょう。
使うときは、医師や薬剤師によく話を問いて、納得したうえで利用してください。
また、漢方薬を飲みだしたあと、体調の変化をよく観察することが大切です。
もし、何か思わぬことが起こったら、医師や薬剤師に速やかに相談するといいでしょう。
また、西洋薬でも新薬は高いので、同じ効果ならん値段の安いジェネリック医薬品を使うという方が増えています。
ジェネリック医薬品は、先発医薬品と同じように、複数の化学物質(薬剤成分)を組み合わせて作られますが、主成分以外は同じ成分とは限らないので、効果に微妙なズレの生じることがあり、副作用が新たに生じこともあるのです。
こうしたことから、米一国ではわずかな量で薬の効果が変わってしまう抗てんかん剤や強心剤、抗精神薬、ぜんそく治療薬、ステロイド剤、ホルモン剤、抗ウツ剤などの一部で、先発医薬品からジェネリック医薬品への代替が不適とされています。
更に薬は、人間の病気に対する免疫力を弱めているとう説もあり、できるだけ薬に頼らない生活をすることで体が強くなり健康に過せるともいわれています。
いずれにせよ、安易に薬に頼る生活は、控えた方がいいのではないでしょうか